昔は女性はある程度の年齢になったら結婚して子供を産むのが当たり前、と言われていましたが現代社会でそれは不適切な表現になることがあります。
アメリカに住むある女性は子供のことを聞かれたとき、いつもどのように答えているのかSNSに投稿しました。
・辟易する子供の質問
アメリカ合衆国ミズーリ州に住む作家のナディラ・アンガイさんはSNSを通じて女性にとって心を揺り動かされる発言をしています。
なかでも子供がいるか何度も何度も聞かれることに対し女性がどのように感じるのか書いた文章が話題を呼びました。
30代の子供がいない女性は周りから子供のことを聞かれると、状況に応じて答えを変え真意を隠すそうです。
たずねてきた女性はたいていながいこと待つものではないと言い残し、さも良いことを言ったと満足するのだそうです。
しかし30代の女性は今まで4回妊娠して4回流産した経験を持っています。
5年間も子供をほしいと思っているのに授かることができないこと、ご主人は前妻との間に子供がいること、体外受精をしたくても頭金がなかなか用意するのが難しいこと、何とか体外受精しても妊娠に至らないと泣くのです。
・子供が多くて泣く女性
34歳のある女性は5人子供がいると言うと充分だと笑われます。
彼女もとりあえず一緒に笑うのですが、一方でもう実は現在妊娠中でありながらも、充分だといわれると喜んではいけないのでは、と泣くのです。
自分は兄弟姉妹がいなかった分子供には寂しい思いをさせたくないから子供がたくさんほしいのだけなのです。
決して彼女は無責任ではありませんし、意見がないわけでもない、それでありながら誤解されてしまうことに泣くのです。
ほかにも1回の妊娠が奇跡だった女性はもう一人と言われると、2人目を自分の命を守るために泣く泣く中絶した経験を持つことから泣きます。
実はこうした理由があって泣く女性は世界中にあふれているのです。
あなたの近隣にも同じような理由で泣いている女性がいるかもしれません。
女性に対して子供は?と聞くのは本当に良いことなのか、気軽に聞いて良いことなのか一度考えてみてもいいかもしれません。
Photo by John