同じ親から生まれていたとしても、兄弟の間には得意なことや苦手なことに違いがあります。
それは、年に違いがあっても同じことなので、上の子は出来ないけれど、下の子は出来てしまうことも実は多くあるのです。
しかし、兄弟として育ったために上の子にとって自分に出来ないことが、弟や妹にできてしまうとどんなに小さくても上の子の自信やプライドは傷つけられてしまうものです。
小さな心を傷つけずに、自分は自分でいいんだと思うように育てるためには、パパやママの対応が重要となります。
子供はひとりひとり違いがあり、得意とすることや、苦手なことにも違いがあります。
だからこそ上の子だからできて当たり前、お兄ちゃんよりも何でもできてこの子はスゴイと思うことは良くないことですし、どちらにも失礼なことだと思います。
それぞれ得意なこと、苦手なことがあるんだよということを、子どもたちには思いやりを持って伝えるようにしてください。
できれば、下の子が生まれた時から、兄弟でもお兄ちゃんだからと区別することなく平等に育てるようにすると良いかもしれません。
上の子が卑屈で自信のない子に育たないためにも、小さいうちから苦手なことは少しずつ努力すれば必ず克服することができるという風に育てることと、小さな努力が少しずつ結果となって現れることを体験させてあげられるようにできると良いですね。
そうすることで、上の子供は、下の子が出来て自分が出来ないということに対して、悔しい思いやイラだち、自分は何もできないというような気持ちになることなく、下の子が出来るということを素直に喜ぶことのできる子になると思います。
Photo by Eric Lewis