外を元気に駆け回る子供と一緒に遊んだ翌日には、腰や足、肩が痛い、というママも多いのではないでしょうか。
そんな時、頼りになるのがシップですが、このシップには実は意外な副作用があります。
知らない人も多いようなのですが、とても厄介な副作用で、シップを使ったら2年間は注意が必要であると言われています。
・腰痛持ちのママは要注意!普段使っていたシップには、意外な副作用が!
産後のママや育児中のママには腰痛で悩んでいる方も多く、シップにいつもお世話になっている方もたくさんいらっしゃることでしょう。
じんわりとやさしく身体の痛みを和らげてくれるシップですが、実はこのシップを使ったら、2年間は気を付けなければいけない副作用があるのです。
シップに副作用があるなんて初耳!というママも多いと思うのですが、シップのカタチに肌が腫れてしまうという症状が突然起こります。
これは「光線過敏症」と言われるもので、何かしらの外的因子が加わった上に、普通の人では反応を起こさないような光線量で皮膚に異常な反応が起こる症状です。
光線過敏症を起こす外的因子=原因には、いろいろなものが挙げられるのですが、その中にシップと紫外線によって症状が起こることがあるのです。
・光線過敏症の症状や、防ぐ方法は!?
光線過敏症になると、シップを貼った部分が真っ赤に腫れてしまいます。
シップを貼っている時に、紫外線に当たると症状が出るだけでなく、シップをはがしてから数週間後でも症状が出るケースも多くあります。
これは、シップの薬剤の特性によるものです。
シップをはがした後でも、ずっと皮膚の中に薬剤が残っているために、そこに紫外線が当たると真っ赤に腫れてしまうのです。
光線過敏症のことを知っていてもシップをはがした後は、ついつい紫外線のことを気にしなくなるケースが多いので、貼っている時よりも、はがした後の方が問題です。
シップをはがしてから1か月以内に光線過敏症を発症するケースが99%にも上るというデータもあります。
シップに含まれているケトプロフェンという薬剤が原因となっており、これは皮膚科でもよく処方されるシップにも含まれています。
腰であれば、まず紫外線が当たる心配もないですが、二の腕や足などに貼った場合は注意が必要です。
使用後、最長2年経ってから発症することもあるので、夏場は特に長袖やUVクリームなどで紫外線対策をしましょう。
Photo by Oleg Sidorenko