子供とレストランに行くのは健常の子供でも大変なのに、障害を持つ子供と健常の子供両方を連れてとなればより大変だと容易に想像がつきます。
そんな環境の中で、突然上の娘がトイレに行きたがり立ち寄った際のレストランで、ピンチのママを救った人物の行動が話題になっています。
・突然子供がトイレに行きたがる
アメリカに住むヘザーさんには長女、6歳の長男、4歳の次女と3人の子供がいます。
長男は小児麻痺を患っていますが、長女はサッカーをしているため毎週木曜日は長女を連れてサッカー場へ車で送っていきます。
そんなある日、車いすを乗せるのを忘れたヘザーさんでしたが、長女を送れば家に帰って夕飯の支度をするだけだからと急ぐことにしました。
ところが次女が突然トイレに行きたくなり、レストランに入ることにしたのです。
ついでに夕食を取ろうと思ったのですが、息子の車いすがないことに気づいたヘザーさん、しかも長男は床に転がるのが好きなため、目を離すことができません。
・あるウェイトレスの対応に共感の声が多数
次女を急ぎトイレへ連れていき、手を洗う時間もなかったためウェイトレスに消毒液の有無をヘザーさんは尋ねました。
するとウェイトレスは長男と一緒にいるから手を洗ってきてくださいと言うのです。
さらに長男に対して、怖がらなかったことへの感謝の言葉を述べたのです。
ヘザーさんは今までこのような親切な対応をされたことがなかったため、とても驚きました。
長男は離すことができませんし、よだれが垂れることもあります。
しかしウェイトレスは手を握って普通の男の子として接してくれたのです。
このウェイトレスの行動をSNSにアップしたところ、素敵な話、親切がどれだけ素晴らしいか教えてもらった、誰もがこのようにふるまえたらいいといった声が届きました。
少しでいいので思いやりを持つことができれば、誰もが優しく暮らしやすいと感じることができるのかもしれません。
親切とは何か、思いやりとは何か考えさせられる出来事ではないでしょうか。
Photo by Ines Hegedus-Garcia