小さい頃、ママやパパも読んでいた白い猫の男の子『ノンタン』の日々が楽しく描かれたノンタンシリーズは、今も子どもたちに大人気です。
小さな子どもから大人まで大人気のノンタンもいよいよ生誕40周年を迎えました。
親子2代で親しんでいるというご家庭も多いのではないのでしょうか?
・ママも読んでいた!ノンタン絵本の魅力!
1976年に絵本作家のキヨノサチコさんによって生み出された猫のキャラクター『ノンタン』は、いたずらが大好きな元気な男の子。
ノンタンシリーズでは、ノンタンの日常がとても可愛く描かれています。
友達や妹との関係性の中から、思いやりや家族愛、友情の大切さなどが子どもの視点から分かりやすく描かれています。
小さな頃、愛読していたというママやパパも多いのではないでしょうか。
今も多くの子どもたちに読めれているロングセラーのノンタンシリーズは、発行部数は3000万部を誇ります。
ノンタンの日常での暮らしの中から、いろいろなことを子どもたちに教えてくれます。
お友達におもちゃを譲ることの楽しさ、数の数え方などを優しく楽しく学ぶことが出来ます。
「0歳の子どもに読んであげると手足をバタつかせて喜んでくれる!」「教育絵本は好きじゃなかったけど、このノンタンは押しつけがましくなくて楽しく読める!」とママにも子どもにも大人気です。
・ノンタン40周年!制作の裏側が見られる「ノンタン生誕40周年記念 DESIGN NONTAN展」
たくさんの子どもたちを魅了する人気者のノンタンの生みの親であるキヨノさんは、2008年に惜しまれながら亡くなりましたが、生前はよく「私がいなくなった後も、子供たちの中でノンタンが生き続けてくれたら嬉しい」と話されていたそうです。
このたび、40周年を記念して開催される「ノンタン生誕40周年記念 DESIGN NONTAN展」は、池袋パルコで2016年9月30日から10月17日まで開催されました。
絵本の原画や2003年から登場した3Dアニメ誕生の過程が分かるラフスケッチ、さらに初公開となるノンタンと仲間たちのデザイン画などが展示され話題となりました。
今なお、たくさんのファンが訪れるとは、日本中にノンタンに親しんで育った人たちが大勢いることがうかがえますね。
・これからも読み継がれるノンタン、親子で楽しんで
40年前と生活はずいぶん変わりましたが、お友達と仲良く遊ぶためのルールや、お片付けの習慣など、人として身に着けるべきことは変わらないのですね。
イヤイヤ期のお子さんや、なかなか言っても聞かないお子さんも、ノンタンの絵本なら素直に見てくれそうですね。そしてぜひノンタンの冒険や失敗を面白がりながら、親子で一緒に考えられるようになるといいですね。
Photo by Phyllis Buchanan