世の中には素敵な絵本がたくさんありますが、意味がわからないのでは読んでもムダなのでは?と思うお母さんも多いでしょう。
確かに赤ちゃんや幼児は、言葉をはっきりと理解出来ませんし、年長さんになってもすべてをきちんと理解できる子は少ないものです。
大人からすると本は内容が大事と思ってしまいますが、「絵本」は絵の本、つまり絵が主体です。
絵を見ること、そしてママやパパが語るその声を聞くことで、その本が持つ世界を楽しんでいるのです。そして、会話ができなくても親とコミュニケーションを取ることができるのですね。
だからこそ絵本は子供にとって大切な宝物となるのです。
ただ、子供はやがて絵本から卒業していき、忘れてしまいます。
これは仕方のないことですが、親と子供が初めて心を交わすツールとなってくれた絵本は、親にとってはかけがえのないものでしょう。
その思い出をカタチにできるのが、手作りの絵本です。
子供と一緒に絵を描いて、それに合わせてお話を作って、世界にたった一つの絵本をつくてみましょう。
絵も文も上手に書く必要はありません。
子供が持つ自由な感性や発想に合わせて、ママやパパも難しいことは考えず、好きな絵を描いてそれをつなげてストーリーをつくっていきます。
表紙も中身も白紙の本は、大手書店やホビーショップ、文具店などにあります。
子供との思い出をカタチに残す方法はいろいろありますが、一緒にできるものというのは限られています。
そんな貴重な方法の一つとして、子供の時にしかない感性を残せる絵本作りは、パパやママにとってもかけがえのない時間と宝物になるでしょう。
Photo by various brennemans