赤ちゃんや小さい子供、特に1歳未満の子供に授乳する姿は聖母子像のように神々しいものですが、4歳や5歳など大きくなるとやりすぎでは、と思ってしまう人もいるでしょう。
しかし事情があって4歳の子供に授乳をしているということがあればどうでしょうか。
・4歳の息子に授乳する理由
オーストラリア在住のキャサリン・クラークさんは4歳のライダーくんを育てています。
ライダーくんはまだ母乳を飲んでおり、その様子をキャサリンさんがSNSサイトに投稿したところ、大きな批判を浴びたと言います。
キャサリンさんは母乳を与える姿は世界中で最もきれいなことであり、授乳を続けることは母親の義務であるという考えです。
しかし4歳になっても授乳をしているなんておかしい、キャサリンさんは病気ではないかという声が寄せられたのです。
もちろんキャサリンさんは自身の信条から授乳を続けていますから、なぜ自分が批判を浴びなければならないのか理解できませんでした。
・卒乳のタイミングを決めるのは自分ではない
キャサリンさんは卒乳をするタイミングを決めるのはライダーくん自身だと言います。
また授乳は毎日行っているわけではなく、1歳半の弟が授乳している様子を見るとほしくなるようです。
キャサリンさん自身、授乳しているときにライダーくんとのつながりを強く感じられるということで、この時間を気に入っているのです。
もちろんいつ卒乳のタイミングが来るのかは誰にも分かりませんが、キャサリンさんは4歳への授乳がおかしいという人こそおかしい、授乳が恥ずかしいものだと、隠すものだと考えているのではないか、と言います。
最後に、4歳のライダーくんへ授乳する理由を理解してほしいそうです。
確かに授乳は母と子の絆を深める行為の一つとして知られていますし、自然な行動ですから恥ずべきことは何もないのです。
最近は1歳を過ぎても授乳して良いという考えが広まっていますが、まだまだ一般的ではないのが現状です。
少しでも授乳のあり方や、母親それぞれに授乳に対する考え方があるということを理解できる世の中になればいいですね。
Photo by Toshimasa Ishibashi