授かり婚という言葉もあるように、最近では小さな子供と一緒に結婚式を挙げるケースも増えてきました。
もしも大切なウェディングセレモニーの最中に子供が泣き出してしまったら、新婦である母親はいったいどうするのでしょうか。
・誓いの言葉を中断した母親!その理由は・・
カナダ在住のトリーノ・ベントンさんは、2人の子供の母親です。
まだ結婚式を挙げていなかった長年の幼馴染のパートナーと結婚式を挙げることになります。
下の子供はまだ生後9か月です。
トリーノさんは母親に末娘のジェマちゃんを預け、夫となるダニーさんとウェディングセレモニーに挑みます。
しかしジェマちゃんは、セレモニーの中でも最も大事な誓いの言葉の最中に泣き出してしまったのです。
この時間は、いつもは昼寝をしているジェマちゃんですが、やはり環境が大きく違うことと、かなり暑い日だったので、なついているおばあちゃんに抱っこされていても、落ち着かなくなったのでしょう。
ぐずぐずといつまでも泣き止まないジェマちゃんの声を聞きながら、とても誓いの言葉を交わすことはできないと思ったのでしょう。
トリーノさんは、誓いの言葉を中断して、泣いている娘を抱き上げ、なんと授乳を始めたのです。
・公共の場での授乳はいけないこと!?
トリーノさんは、「ボトルも何も持ってこなかったの。いつもこの子がお腹を空かせればこうして授乳していたから。」と語ります。
ウェディングドレスを着たまま我が子に授乳をするトリーノさんの姿は、写真家のラーナ・ニモンズさんが撮影していました。
その後、トリーノさんは自らこの素敵な写真をFacebookで公開し、大きな反響を呼んだのです。
一般的に母親の公共の場での授乳は、批判の対象になります。
このFacebookに投稿された写真を見た人の中には、「私も同じような場面で授乳したけど、別室に行ったわ。男性にとってはやはり不快じゃないかしら」「授乳をしなくてはいけない時間にセレモニーをしなければいい」といった批判的な意見も寄せられました。
しかし、トリーノさんは、「子供がお腹を空かせれば母親はご飯を与えるもの。だから、どんな時でも授乳して間違っていないし、他のママも授乳をすることに誇りを持ってほしい」と語っています。
トリーノさんの言うように、母親が我が子に授乳をすることは自然なことです。
最低限のマナーは必要ですが、必要以上に周囲が授乳に対して敏感になっている気がしますね。
Photo by Russell James Smith