2016年10月、乳児用液体ミルクの日本での導入が検討されることが話題となっています。
日本では粉ミルクが一般的ですから、乳児用液体ミルクの存在すら知らなかった方も多いのではないでしょうか。
乳児用液体ミルクにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
・乳児用液体ミルクって何!?日本でも導入されるかも!?
乳児用液体ミルクが一番はじめに注目されたのは、1995年の阪神淡路大震災の時です。
乳児用液体ミルクであれば、水を使用できない緊急時でも赤ちゃんに与えることが出来るからです。
その後も大規模な災害が起こるたびに注目されていたのですが、検討するまでに至らない状態でした。
しかし、2016年の4月に起きた熊本地震で、フィンランドの液体ミルクが被災地に無償で提供されたため、再び大きな注目を浴び、日本政府もここでやっと日本での導入を検討すると発表したというわけです。
・乳児用液体ミルクのメリットについて
乳児用液体ミルクの一番のメリットは、注目されるきっかけとなった、水がなくても子供に与えることが出来るという事です。
水で溶く手間もなく、開封すればすぐにそのまま飲ませることが出来ます。
また常温で保存できるので、お出かけの際にも持ち運びに便利で、赤ちゃんが泣き始めたらすぐに飲ませてあげることが出来ます。
作る手間がないという利便性の高さもメリットです。
また、無菌状態のペットボトルや紙パックに密閉されているので、衛生面でのメリットもあります。
粉ミルクの場合、哺乳瓶を殺菌したり水にも注意する必要がありますが、そのような心配もありません。
乳児用液体ミルクは、このようにメリットがたくさんあります。
日本でも導入されれば、ママの育児もグンと楽になり、パパの育児参加もスムーズになるのではないでしょうか。
Photo by Sander van der Wel