生後4か月くらいまでの新生児期の赤ちゃんは、首が座らず必ず両手で抱っこをする必要があります。
家事をしようと思っても泣く我が子を両手で抱っこしなくてはいけないので、何も出来なくなりますよね。
新生児期の子育ては、歴史的に見てもママは家事ができない時期なので、無理をしていっぱいいっぱいになることはないのです。
・新生児期は家事ができなくて当然!人類の歴史に見る、その納得の理由とは?
人間の赤ちゃんは生まれてすぐには歩くことはもちろん、首もぐにゃぐにゃで、四六時中誰かがお世話をする必要があります。
牛や馬などの動物の赤ちゃんは、歩くことも自分で食べることもできますから大違いです。
これは、人類の二足歩行に進化したことが関係しているようです。
二足歩行に進化した人間は、結果的に骨盤が狭くなったために、未熟児の状態で出産をすることになります。
これはコミュニティで保育することを前提とした早産であったと言います。
生物学的に早産を強いられた人間は、1人で歩くこともできない未熟児のままで赤ちゃんを出産します。
ママの両手がふさがっていても、ご飯を作ったり獲物を獲ったりと周囲がサポートしてみんなで面倒を見る体制が、昔は整っていたのですね。
そうです、生物学的に見ても、ぐにゃぐにゃの首も座っていない新生児をママ一人で育てていたら、家事が回らないのは当然のことだったのです。
・新生児期には、ママは手抜き宣言を!
文明の発達した現代では、洗濯機や炊飯器、電子レンジなどの便利な家電が、家事の半分を行ってくれます。
とても便利な時代となりママの仕事も減ったとはいえ、いくら家電が進化しても、ボタン一つで出来ない家事もたくさんあります。
そこで、ボタン一つで出来ない家事は手を抜いてみてください。
料理が負担に思うママは、週に1回は外食したり出来合いのもので済ませてみてはいかがでしょう。
新生児を抱えて家事が回らないと悩む必要はありません。
この時期の家事はどんどん周囲の人に頼り、それができないなら手抜き宣言をして徹底してみてください。
精神的に追い詰められて育児ノイローゼになるよりも、手抜きをしても心身ともに余裕を持って育児に専念した方が、赤ちゃんにとってもパパにとっても嬉しいことです。
毎日1人で新生児と向き合い、家事に取り組むママはどうしても視野が狭くなり追い詰められやすいです。
新生児期はあっという間に過ぎていくので、そんな可愛い時期の我が子と心に余裕を持って過ごしてくださいね。
Photo by Oleg Sidorenko