子供が急にお腹が痛い、気持ちが悪い、などと訴えるようなら食中毒かも知れません。
原因菌により食中毒の症状は異なっており、また、対処方法を間違うと余計に悪化することもあるので注意が必要です。
食中毒の初期症状や応急処置方法についてご紹介します。
・食中毒は原因菌によって初期症状も違う!
食中毒と一口に言っても原因菌はさまざまで、それにより初期症状も違います。
O-157などの大腸菌による食中毒は、死者が出ることもある怖いものです。
牛や豚などのフンの中にいる菌が原因です。
牛肉、豚肉などを食べることが直接の原因となります。
下痢や腹痛などの初期症状があり、重くなると発熱や嘔吐なども起こります。
日本で起こる食中毒の中でも最も多いと言われているのがカンピロバクターです。
これは鶏肉が原因となることがほとんどで、十分に加熱しないことが原因となります。
発熱、腹痛、頭痛、身体のだるさなどの初期症状が起こり、やがて下痢や嘔吐なども出てきます。
・食中毒になった場合の応急処置の方法について
さまざまな菌が原因となり起こる食中毒ですが、ある程度までは自宅での応急処置で対応出来ますが、中には医療機関での処置が必要なケースもあります。
自宅での応急処置の仕方としては、下痢や嘔吐などで起こる脱水症状を防ぐことが大切なので、常温のお水や白湯などを飲ませて、こまめに水分補給を行います。
お腹が痛いことがほとんどなので安静にさせておきます。
食事が出来るようになれば、おかゆなど胃腸に負担のかからないものを、様子を見ながら食べさせて体力を回復させていきましょう。
子供の食中毒の症状には、腹痛や発熱、嘔吐などが見られます。
応急処置で様子を見て、症状が改善されない場合や気になることがあれば、すぐに医療機関で診てもらいましょう。
Source:
厚生労働省「食中毒」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/
Photo by myllissa