気温も湿度も高くなると食中毒が多くなります。
毎年8月は、食品衛生月間と定められていますが、なかなか減らないのが現状です。
・食中毒は家庭でも起こる
食中毒は飲食店や学校給食など、まとめて大量に料理を作るところで起こりやすいものですが、温度や湿度が高くなると家庭でも十分起きる可能性が高くなります。
症状は下痢や嘔吐などの胃腸症状がほとんどですが、なんとなく体調不良かなと感じるレベルから、入院治療が必要となるレベルまで様々です。
特に小さい子供がいる場合、子供は免疫力がそれほど高くないこともあって重症化しやすくなるため、予防を優先し、かかってしまった場合は早急に病院を受診してください。
・食中毒はまず予防から
食中毒は食品についた食中毒を引き起こす細菌やウィルスが、食べ物と一緒に体内へ入ることによって起こります。
そのため、まずは原因となる菌やウィルスを食品につけないことが肝心です。
料理をする人の身支度をしっかり行い、手洗いをこまめに行うほか、調理器具や調理場全体もこまめに清潔にしておきましょう。
食品を保管するときは、室温での保管は避け、冷蔵庫などの低温の場所で保管しましょう。
菌の繁殖を抑えることができます。
また、この時期の食事は、生食はなるべく避け、しっかり加熱調理します。
加熱することで原因となる菌やウィルスを殺すことができます。
食中毒の予防の基本は、原因菌を食品につけないように、常に調理する人や調理器具、調理環境をしっかりと清潔に保ち、食品などに菌をつけないようにすること。
そしてその原因菌を広げることなくやっつけることが大切です。
Photo by Eric Lewis