湿度の高いジメジメとした日本の梅雨には、お子さんの食中毒に気をつけているママも多いかと思います。
しかし、食中毒は梅雨の時期はもちろんですが、夏の終わりにも注意が必要です。
食中毒は実は、梅雨の時期よりも、夏の終わりの頃にかけて多発している年も珍しくなく、涼しくなってきたからと言って油断をしていてはいけません。
猛暑の中、海や山へと夏休み中にたくさんお出かけをして、夏を満喫した方も多いことでしょう。子どもも夏場は毎日、力いっぱい遊びます。
しかし、少しずつ暑さも和らぎ、涼しくなってきた頃に、夏の疲れが大人はもちろん、子ども達にも出てきます。
夏の終わりには夏バテが一気にきやすいので、体力が衰えた9月や10月くらいに食中毒になる子どもも増えてきます。
食中毒は体力の免疫力が落ちている時になりやすいので、夏の終わりには特に注意が必要なのです。
また秋になると涼しくなるので、高温多湿をが苦手なノロやロタなどの強力なウィルスが元気を取り戻すのも、食中毒増加の一因となっているようです。
涼しくなってきたからと離乳食の作りおきをしていたり、日なたにそのままお菓子やお茶を放置していないでしょうか。
食中毒を防止するためには、その原因となる細菌を食品に付けないこと、増やさないこと、退治することが大切です。
食材や調理器具や清潔にして、調理の際には手洗いの際も爪の中まで念入りするなどして、細菌を付けないようにしましょう。
また、夏の終わりには、まだまだ室内も高温多湿ですから、離乳食の作りおきや、日なたに食品を放置しておくと、すぐに細菌が増殖してしまいます。
食品は冷暗所や冷蔵庫に保管するようにして、離乳食の作りおきもなるべく避けるようにしましょう。
加熱調理は食中毒対策には有効ですから、特にお肉などはしっかりと加熱をして食べるなど、食中毒にならないように注意をしていきましょう。
<出典>
厚生労働省
過去の食中毒発生状況
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html
Photo by Donnie Ray Jones