ママと赤ちゃんの二人だけの至福の時間である授乳ですが、母乳が良いのかミルクが良いのかと悩むママもたくさんいます。
母乳には母乳の良さ、ミルクにはミルクの良さがあるので、それぞれの特徴についてご紹介したいと思います。
・母乳の特徴やメリットデメリット
母乳の中には、赤ちゃんの身体の健康な成長に欠かせないたんぱく質やエネルギー源となる脂肪、脳や中枢神経の発達に欠かせない乳糖、他にビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれています。
母乳には他に、母乳にしか含まれていない免疫物質やホルモン、酵素などの貴重な成分も含まれています。
消化器官の未熟な赤ちゃんでも、母乳の栄養素はとても消化吸収が良いというメリットもあります。
特に出産後2~3日の間に分泌される初乳には、赤ちゃんの身体を守ってくれる免疫物質がとても豊富に含まれています。
最近では、このような母乳の素晴らしさが見直されて母乳育児を目指すママも増えています。
しかし、母乳育児はママの負担も大きいものです。
風邪などの病気になってしまっても思うように薬が飲めなかったり、バストの形が崩れるといった美容面でのデメリットもあります。
・ミルクの特徴やメリットデメリット
最近の育児用のミルクは、ほとんど母乳に近いバランスの良い栄養素が含まれています。
しかし、ミルクには母乳のような免疫物質が含まれておらず、深夜の調乳が大変という声もあります。
また、コストが高くつくなどのデメリットもあります。
しかしミルクなら、ママだけでなくパパも授乳できるのでママの負担が軽くなります。
病気になっても薬も飲めますし、食事の面でも母乳育児のように気をつける必要もありません。
ミルクと母乳にはそれぞれの良さがあります。
どちらが良いというものではないので、母乳育児でもまたは混合でもミルクだけでも状況に応じて判断してください。
Photo by Donnie Ray Jones