子育て世帯が切望する「幼児教育費無償化」が大阪守口市で、2017年4月からスタートします。
●幼稚園、保育園の基本負担が無料に!所得制限なし!
守口市では、
「世帯の所得等に関係なく、0歳から5歳児の認定こども園・保育園(所)・幼稚園・小規模保育事業所の保育料・授業料(基本部分)の利用者負担額がゼロになります。
今回の無償化により守口市では、義務教育終了(中学校卒業時)までの保育・教育・医療に係る費用が無償化されます。」
※守口市ホームページより
ただし、給食費や教材費などの、実費自己負担はあるとのことです。
また、子育て支援新制度に移行していない私立幼稚園には、上限30万8千円までを、支払った保育料・入園料に対して補助を行う予定だそうです。
●0歳から中学卒業まで、保育費、教育費、医療費が無料!
守口市では、この幼児教育費・保育料無償化を、3つの目的のために実施するそうです。
(1)「未来への投資」~子どもは宝
子どもは将来の日本を支える未来の宝。守口市にとって大切な未来の投資として、市民全体で子ども達を育てていきます。
幼児教育は、子どもの人格形成にとって大切なもの。そのため、どの家庭の子も平等にその機会を得られるよう、配慮されました。
(2)「女性の活躍支援」~子どもを安心して預けられる
男女が力を発揮して、安心して働き続けられるよう、バックアップします。無償化だけでなく、待機児童解消のため、小規模保育所を増やしたり、既存の私立幼稚園などの補助も行い、子どもを預けやすい環境を整備します。
(3)「定住促進」~ずっと住み続けたい町へ
子育て世帯や女性にやさしい街を作り、市民の定住を促進させます。
妊婦健康診査の助成、不妊治療の助成、など、子育てを始めやすい環境を整え、さらに、防犯カメラの設置で子どもや女性を犯罪から守り、小・中学校耐震化100パーセント完了など、災害に備えた街づくりを進め、生涯にわたって、誰もが住みやすい街を作っています。
●「子どもや女性を犯罪から守る町づくり」も嬉しい
前述(3)では、子どもや女性を犯罪から守るために、街づくりを徹底しているのもありがたいですね。
教育費が安いだけでなく、犯罪が少なく、治安のいい環境というのも、子育てには重要なポイントです。
子どもや女性という弱者が安心して暮らせる町は、全ての住民にとって幸せな町となるはずです。
年をとっても、暮らしやすい町になるでしょう。
●守口市に引っ越したいという声が続出!
この幼児教育費無償化のニュースを受けて、ネットでも早速
「守口市に引っ越したい!」
「これから出産考えている人は、居住先に守口市を選ぶのでは?」
「自分の住んでる町でもぜひ無償化を!」
という声が続出しました。
今住んでいる場所では金銭的に無理でも、守口市でなら、もう一人産んで育てられそうな気がしますね。
●日本全体でも早く幼児教育無償化を!
守口市によると、無償化となる対象児童数は約4千人で、必要な予算は約6億3千万円くらいと見込まれています。
事業を民間委託したり、徹底的に削れる予算を削って、財源を確保するそうです。
実は日本政府でも、数年前から幼児教育無償化を検討しています。
しかし、まだ実現できていないのが現状です。
今回先陣を切って幼児教育無償化をスタートさせた、大阪守口市のやり方がうまくいけば、早々に他の市町村にも広がっていき、日本全体にも導入されるようになるでしょう。
ぜひともうまくいくよう、応援したいですね!
Source:
大阪府守口市~
「守口市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額を定める条例」の一部改正案が可決されました
http://www.city.moriguchi.osaka.jp/topics/1482305887177.html
内閣官房~
幼児教育無償化に関する関係閣僚・与党 実務者連絡会議説明資料
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/youji/dai4/siryou3.pdf
Photo by Donnie Ray Jones