子どもがうまく社会で適応できるようにするためには、小さい頃からのしつけは大切です。
しかし、しつけを間違ってしまうと、逆効果になってしまうばかりでなく、時には子供の心までおかしくしてしまうこともあります。
しつけの時に言ってはいけない言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。
・人格や心を傷つけてしまう言葉
何度言っても同じ悪さを繰り返してしまうようなとき、ダメな子や馬鹿な子などと子供の人格を否定するような叱り方をすることがあります。
馬鹿、ダメ、クズなどのような、子供の人格を否定するような言葉でしつけを繰り返していると、子供が自分はダメな人間なんだと思うようになってしまいます。
心が傷ついてしまうのです。
また、子供は親に叱られると大嫌いという言葉をすぐに口にします。
自分が大嫌いと言われたからといって、親も子供のことを大嫌いと言ってしまうこともあります。
子どもが伝える嫌いと、親が子にいう嫌いは全く意味合いが違うので言ってはいけません。
叱られたことを自覚させようとして、生まなければよかった、お前は自分の子ではないという人もいます。
実の親にこのようなことを言われると子供は親が思った以上に心を痛めてしまうものです。
しつけはおろか、何もかも受け入れられなくなってしまうので絶対に言わないでください。
・子どもを邪魔にしてはいけない
叱った後子供はほとんどの場合泣いてしまいます。
それは本当にいけないことをしてしまったんだという反省の現れからなのです。
それなのに、いつまで泣いているの、うるさいなどといわれたら、せっかくの反省する気持ちが無駄になってしまいます。
子どもは自分がしたことをしっかり受け止めて、次やらないようにしようという決意があれば泣き止みます。
その為、子供が落ち着くまでは見守ってあげましょう。
子どもは落ち着こうとして親に甘えようとするときもあります。
その時はしっかりと甘えさせてあげてください。
さっき叱ったばかりだからと突き放されると子供は悲しくなります。
その時の感情で子どもの心や人格を否定するような叱り方をしてしまうと、次第に子供の心は歪んでしまいます。
イライラしてつい否定的な言葉を言いそうなときは、一呼吸おいてから落ち着いて話すようにしてください。
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