子どもをしつけるのは親の仕事ですが、簡単なことではありません
子どもを上手にしつけて、社会性を身に着けさせるためには、どのような点に注意したらいいのでしょうか。
・子供をしつけ始めるのは1歳半ごろから
1歳半ぐらいまでの赤ちゃんは、親の言うことをほとんど理解することができません。
興味本位で動き回ることもあり、そのたびに注意しても、親が自分と遊んでくれていると勘違いしていることも多いです。
そのような状態ではいくらしつけても効果はありません。
そのため、まずしつけを始めるのは、親の話すことが少しずつ理解できるようになる1歳半ごろから始めるのが理想です。
また、ただ叱るだけではいくら話ができるようになってもなかなか親の気持ちを受け止めることができません。
叱るだけでなく、良いことをしたらしっかりとほめてあげましょう。
叱ることがより活きてきます。
・否定的な言葉は使わずに
子どもが散らかしていたときに、散らかしてはだめといっても、子供にはどうしたらいいのかわかりません。
否定的な言葉で叱るのは、子供にとっては注意されたという記憶が残るだけで、具体的にどうすればいいのかが理解できないのです。
そこで、否定的な言葉ではなく、具体的にどうすればいいのかを教えます。
親も一緒にやって見せると効果的。
親がやると子供は自分もやってみようという気持ちになれるのです。
また、叱ったときの感情で昔のこともほじくり返し、長々と叱る人がいます。
長々としかっても子供には伝わりませんし、子供の聞く気力も失われますので、注意することは要点をまとめて、冷静に伝えます。
親が感情的になってしまったり、子供が理解できていないのにくどくど叱り続けても、子供は意味が分かりません。
意味が分からないからまた同じことを繰り返してしまうのです。
子どもが悪いことをしたら、冷静に子供にどうすればいいのかを伝えます。
子供だけで解決できなかったら親も手伝います。
そうすれば親に負担をかけさせてしまったという気持ちが湧き、上手にしつけることができます。
Photo by ben klocek