子どもを外で遊ばせると突然いなくなったり、思わぬ事故や事件に巻き込まれる可能性が高いです。
その為近年では外遊びをさせない親が増えています。
子供の外遊びはどのような点で大切なのでしょうか。
・社会生活を身に着ける
大人もそうですが、家に閉じこもってばかりいると社会勉強はおろか、家族と話をするのすら億劫になってしまいがちです。
子供でも似たような現象が起きています。
特に子供の場合社会経験が全くありません。
その為外遊びが少なければ少ないほどお友達とコミュニケーションを図ったり、お友達の気持ちを理解しようとする能力が不足してしまいます。
子どもはケンカやけがなどの体験から社会でのルールを身に着けていきます。
小さな失敗やけがなどを繰り返すことで、人間として成長していくのです。
その為外遊びが少ない子どもは社会性が不足しているといえます。
・体力をつける
少しでも危ない遊びなどを行っていると、幼稚園や学校にクレームを付ける親が増えています。
その為学校側も、いろいろな遊びやスポーツなどを縮小せざるを得ない状況になります。
塾通いなどで外遊びの時間が制限され、また、スポーツや外遊びに適した環境や仲間が減少しています。
外遊びで思い切り体を動かす場所や時間、仲間が減ることにより、外で遊ぶより家の中でゲームして遊んだほうが楽しく感じ、体を動かす機会が減っていきます。
このような状況で子供の体力はどんどん低下しています。
体を動かして遊ぶときは、子供は五感をフルに活用させながら遊んでいます。
その為、外遊びが減ることによって脳も活性化されなくなり集中力や思考力などの低下につながるといわれています。
今ではさまざまな危険性から外遊びを止めさせる親も増えています。
外遊びは家の中の遊びでは得ることのできない様々な経験を学ぶ機会です。
外遊びが減ることでこの学びの機会も減ってしまうのです。
Photo by Farhad Sadykov