子どもが生まれる前に部屋の模様替えや、場合によっては引越しを検討するご家庭も多いのではないでしょうか。
カナダの家は広くて、庭があってetc…なんて思い描いていましたが、それはトロントではなく郊外の場合。
トロント市内にある家、特に市の中心方向である高速道路の南側は、そこまでゆったりではありません。
戸建ての住宅は裏庭は多くの場合ありますが、割とコンパクトな印象です。
市内は2軒が1つの建物になっているタイプの家も多いです。
photo by Steve Browne & John Verkleir
家屋の構造が日本とは違い、戸建ての住宅にも必ず地下室があります。
地下は物置や洗濯のスペースだったり、普通に部屋としても使えますから、その分は日本の住宅より部屋数が多くゆったりします。
トロント市内で賃貸に住まう場合は、子供部屋の確保のため1ベッドルームのアパート(日本でいう1DK、1LDK)から、2ベッドルーム(2DK、2LDK)に引っ越すカップルさんはいます。
しかし、長く住んでいる人だと年々家賃は上がりつつあっても、賃料が今の相場よりかなり抑えられていることが多いので、住み替えは悩みどころです。
子どもが小さいうちは、リビングを仕切って子どものスペースを設けたりできますし。
思い切って家を購入する人もいらっしゃいます。
不動産の価格の高騰で購入は年々難しくなっているのが現状ですから、急ぐ人が多いのは頷けます。
結構コンパクトな家でも、びっくりするくらいの価格がします。
トロント市内の地価の高騰のせいですね。
日本の方がお安いかも。
分譲のコンドミニアム(日本でいう分譲マンション)でも、立地によっては結構します。
新しい物件はいろいろ快適で外観もおしゃれですが、古いものに比べて間取りがコンパクトです。
日本のアパートやマンションの感じに、次第に近付いてきているような気もします。
トロントに限っては、”カナダの家は広い”というのが余り当てはまらないように感じます。
しかし、一歩家の外に出れば、緑が豊かで公園もたくさんあります。
あちこちにある小さな公園には子供の遊具もあり、天気の良い日には親子連れで賑わっていますよ。
カナダのマルチカルチャーな大都市、トロント在住。(まだ1年半と少し)
日本大好きラテン系カナディアンの夫と、ハーフの娘との3人暮らし。
趣味の手編みで娘の服やあったか小物を作りつつ、寒さに耐えながら春を待ち焦がれる毎日。
特技・趣味:絵画、手作り(ビーズアクセサリー、かぎ針編み、レース編み等)
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main photo by Russ Hayes