赤ちゃんが5カ月ころから見せるのが夜泣きで、1歳半まで続くことも珍しくありません。
ママにとってはつらい夜が続きますが、実は夜泣きはママのために行っているとしたらどうでしょうか。
・夜泣きの原因は何か
夜泣きが始まるとミルクやおっぱいでも眠りませんから大変な思いをすることが多いです。
ですが一切夜泣きをしない子もいれば毎日火がついたように2時間くらいなく赤ちゃんもいます。
一般的には昼間しっかり遊ばなかった、刺激を受けすぎたことが原因と言われていますが、実は直接的な原因ではありません。
再婚の研究では、赤ちゃんの未発達な脳がお腹の中にいるときと同じ睡眠リズムを繰り返していることが夜泣きの原因と分かってきたのです。
実は胎児はママの負担を減らすために、ママが休んでいるときこそ活発に動きます。
つまりママが寝ているときを中心に活動するということですから、生まれて1年半は夜起きて泣くことが多くなるのです。
・赤ちゃんは胎児と同じ
赤ちゃんの脳はわずか400gで大人の3分の1程度しかありません。
これは人が似足歩行になったことで産道が狭くなり、脳も小さい状態で生まれることが理由です。
それからゆっくり時間をかけて成長するのですが、赤ちゃんの睡眠リズムは胎児のころと変わりません。
そのため新生児のうちは睡眠サイクルが安定せず、夜活動する、眠りが浅いということが見られます。
ママは自分が悪いから夜泣きをすると思いこんでしまいがちですが、こうしたことから赤ちゃんの夜泣きは決してママのせいではないことが分かります。
夜泣きに悩まされたときはパパ、両親などに面倒を見てもらう、家事に体力を使ってストレスをためない、眠れないときは目をつぶるだけでいい、と対処法もいろいろありますので、赤ちゃんの夜泣きに悩んでいる方は試してみてください。
夜泣きはママを悩ませる問題でもありますが、周囲の理解と協力も必要ですから、ぜひ家族みんなで赤ちゃんの夜泣きの原因と対処法を学んでみましょう。
Photo by Fabio Bruna