カナダでは離乳食は6ヶ月から始めるというのが基本で、不足してくる鉄分や他の必須栄養素を食事から摂るよう指導されます。
母乳の出や赤ちゃんの発育具合では、若干早めることもあるそうです。
進め方や食べ物の固さは、日本とほぼ同じです。
まずはおかゆ状のものから始めます。
こちらでは便利なベビー用シリアルが市販されています。
オートミールやお米を細かく砕いたもので、水か母乳(ミルク)を入れておかゆ状にして食べさせます。
Photo by Lance Fisher
それから、野菜やお肉をペーストにしたものなど。
瓶入りやパウチになったものが市販されていますが、家で作る人の方が多いようです。
1回食から始め、徐々に量と回数を増やします。
大きさや固さも変えていきます。
他のママさん達が食べさせているものは野菜を調理して潰すかカットしただけのものや、果物をヨーグルトに混ぜただけのもの、市販のベビー用スナックです。
市販のベビーフードは、味はいろいろな種類がありますが、食品のタイプが各社似たり寄ったりで種類が少ないです。
娘がもうすぐ8ヶ月になる頃、離乳食も慣れてきたある日のことです。
うちに来る訪問の看護師やアドバイザーさんから、これから3回食にするように指導を受けました。
えー!もう!? うちの子、まだ歯が生えてないんですがー?
と言ってみましたが、大丈夫だからと返され、必死で離乳食のカレンダーを見ながら進めました。
3回食になると忙しいのなんの…。
1歳を迎えた現在は、実は食べ進まずで足踏み状態。
早く進めても、たくさん食べてくれるようになるわけでは無いのですね。
日本にはいろいろ工夫されたベビーフードが市販されていますね。
最近日本に一時帰国していた友人は、日本に帰ったらお子様が離乳食をパクパク食べてくれるようになったそうです。
ベビー用スナックをお土産にいただきましたが、娘はあっと言う間に食べきってしまいました。
そして日本のウェブサイトなんか見ると、離乳食のレシピも工夫されたものが多いです。
日本のママさん達は、本当によく工夫して頑張っていますね。
こちらでは食べないものを工夫して食べさせようという雰囲気は、あまり感じられません。
食べムラがある子が多いそうです。
私は何とかしていろいろ食べさせたいなぁと、日々奮闘中です。
カナダのマルチカルチャーな大都市、トロント在住。(まだ1年半と少し)
日本大好きラテン系カナディアンの夫と、ハーフの娘との3人暮らし。
趣味の手編みで娘の服やあったか小物を作りつつ、寒さに耐えながら春を待ち焦がれる毎日。
特技・趣味:絵画、手作り(ビーズアクセサリー、かぎ針編み、レース編み等)
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main photo by Nathan Walker