日本は地震大国と言われるほど地震の多い国ですが、自宅でも対策を立てているという方はいるでしょう。
小さい子供を地震の被害から守るために注意しておきたい家具の設置について見てみましょう。
・観音開きの扉に注意
家具の中には観音開き仕様のクローゼットや食器棚などがあります。
実は地震が起こったとき、観音開きの家具はすぐに開いてしまう可能性が高いです。
固定器具で倒れないようにしていても扉は開きますので、中に入っているものが飛び出してくることがあります。
クローゼットなら衣類なのでまだ危険性は少ないと思いますが、食器棚の場合は注意が必要です。
中に入っている食器が落ちて来れば当然割れますので、破片で怪我をすることがあります。
取っ手を固定する危惧がありますので、利用するなどして扉が開かないようにしましょう。
・小さい家具でも危険
小さい家具でも重さのある物が倒れると圧迫されて危険です。
例えば衣装ダンスや衣装ケースなど小さいから大丈夫と固定しない場合、中に入っている衣類などの重みでタンス自体は非常に重くなっているのです。
そうすると子供の場合全身が下敷きになることもありますので危険です。
カラーボックスなど木製の家具も小さくても倒れれば重たいので危険ですから、壁に固定するようにしましょう。
家具の転倒は最も多い地震被害ですから、背の高い家具は天井から吊り下げるように固定し、背の低い家具は壁に固定するなど工夫してみてください。
家具による地震被害から身を守るためにも、一度防災グッズを見てみてはいかがでしょうか。
Photo by Donnie Ray Jones