子供がどのくらい頭がいいのか、親としては非常に気になるところです。
特に小学校へ上がる前の親にとっては、子供の学力の高さを知るすべがないため、とても不安に感じます。
・知性の遺伝子は母親の遺伝子がかかわっている
子供がある程度大きくなって来れば、きちんと勉強するかしないかで成績は大きく変わってきます。
しかし、小学校に上がる前からすでに基礎学力の高い子は多いです。
ある教授が12000人以上の子供の知性を調べたところ、母親の頭が良い家庭の子供は、母親と同じく頭の良い場合が多いことがわかっています。
両親どちらも頭がいい場合には、もちろん頭がいい子供が生まれる条件がそろっています。
しかし、お父さんの頭が悪い場合でも、母親の頭が良いと、子供の知性も高い結果が出ています。
つまり、子供の知性の高さは母親からの遺伝の影響を大きく受け継いでいるのです。
・遺伝子だけでなくその後のふれあい方や勉強の仕方によっても変化する
子供の知性の高さには、母親の遺伝子が大きく影響していることがわかりました。
しかしいくら母親のIQが高くても育児放棄などでまったく子供とふれあいを持たなかった場合、子供の学力は伸びていきません。
学力はIQだけではなく記憶力や想像力なども絡んできます。
これらの力は遺伝的な要素ではなく、親が小さい頃からどのようにかかわってくるかによって違ってきます。
その為、頭のいい子に育てたいのであれば、IQの高い子を望むのはもちろんですが、いろいろ触れ合ったり、体験をさせて心と体を成長させることが大切です。
頭の良しあしは遺伝的な要因も大きいです。
しかし、だからといって頭の悪い親から頭の良い子が育たないかといえば、そうではありません。
自分の子供としっかり向き合って、興味がありそうなものをゆっくりと伸ばしてあげることで、子供は最大の力を発揮することができるのです。
Photo by Nate Davis