子供が夜中突然泣き叫ぶようになった、それが続いている、もしかしたらこれは夜驚症かもしれません。
あまり聞きなれない言葉ですが、一体どのような特徴があるのでしょうか。
・夜泣きとは違う
夜驚症は夜中突然おびえたように泣き叫び、飛び上がって起きるものを言います。
恐怖心やパニックと関係していると言われ、吐くこともありますし心拍数の上昇や呼吸の増加、大汗と言った症状が見られます。
よく夜泣きと間違われやすいのですが、夜泣きは声をかけたりすれば目を覚まします。
しかし夜驚症は深い眠りから覚めるため、脳の一部のみ目が覚めた状態でほかの部分はまだ眠っています。
そのため言葉をかけても分からず、落ち着かせることはできませんし見守るしか方法はないのです。
・対策はないが恐怖心と関係していることも
夜驚症は30秒前後で症状が収まるためそれほど長く付き合うものでもありません。
ただ日中の恐怖体験などが関係しているとも言われていますし、トラウマなどがあるとも言われています。
健康黄体に悪影響を与えるわけではないので自然と治まるのを待つのもひとつの方法です。
あまりに頻度が高い、周りの人が眠れないと言う場合は睡眠の専門クリニックに相談してみるといいでしょう。
夜驚症は一種の睡眠障害と言われていますから、不安な親御さんは一度睡眠障害専門クリニックを受診してみてください。
恐怖心は記憶に最も大きく刻まれると言われており、夜驚症を引き起こすと言われています。
その恐怖心を取り除き、安心させてあげることも大切かもしれません。
Photo by Amanda Truss