お風呂は水場ですから、決して目を話していい安全な場所ではありません。
実際にちょっとした油断が子供の大事故につながっています。
・溺死事故No.1
子供の入浴中の事故で最も多いのがおぼれること、つまり溺死です。
その多くが親と2人きりで入浴中に起こった事故です。
たとえば1歳半の男の子が浴槽に転落、1歳3カ月の男の子がパパと入浴中に浴槽で遊んでいて死亡と言ったことがあります。
また一人の親が入れていると言うこともあり、上の子どもの髪の毛を洗っている最中に下の子どもが溺死したと言うこともあるのです。
最も多いのはお風呂のふたを閉めた状態で上に乗った子供が転落して死亡したと言う事例です。
・事故を防ぐために
お風呂の事故は非常に多く、目を離したすきに、ということがよく見られます。
あがる準備をしている隙に、トイレに行っている隙に、とちょっとした隙なのです。
水に全身が入ると大人でもどちらが水面下分からなくなりますから、それが小さな子供だとなおさらでしょう。
ほかにも沸いたお風呂の蓋に乗って転落してやけどにより死亡、と言うこともあります。
昔はビニール製の蓋だったため頻繁に起こっていたようですが、今も起こらないとは言い切れません。
特に知的障害児の死亡事故は多く、自宅の浴槽内で死亡していたと言う事例は多く見られます。
小学生でも溺死が起こるお風呂場ですから、決して一人にしない、頻繁に声をかけるなど安全を確認しましょう。
入浴中の死亡事故は事前の準備と声かけで防ぐことができるのです。
Photo by Dean Wissing