生まれたての赤ちゃんはものを見る力が発達していないという話をよく耳にします。
赤ちゃんはいつごろからものが見えるようになるのでしょうか。
・赤ちゃんの目が見えるようになるのはいつか
生まれたばかりの赤ちゃんは目が見えていないとよく言われますが、まったく見えていないのではありません。
明暗を見分けたりすることはでき、視力は0.01~0.02ほどあります。
色を見分ける能力が備わっていないため、モノクロの状態で、輪郭を見分ける能力や、焦点を合わせる能力もないため、周囲がぼんやりとモノクロに移っているだけです。
体の成長とともに視力も成長し、焦点を合わせて物の輪郭を認識できるようになるのは大体3、4カ月くらいです。
このころから追視が始まります。
色は親の唇や乳首の色と同じ赤から認識が始まります。
そこから徐々にいろいろな色がわかるようになっていきます。
・視力が急速に発達するのは1歳以降
1歳になると視力は0.2程度まで成長し、近くのものであれば細かいものまで見えるようになります。
奥行きもわかるようになるため、ものを立体でとらえることができるようになります。
この時期から視力が急速に発達をはじめ、3歳ほどで視力は1.0ほどになります。
そのため、この視力が急速に発達する時期に、暗闇でスマホやテレビを見せたり、目を過度に使いすぎることはさせないようにします。
また、この時期に目の病気があると視力の発達を妨げてしまうので、目の病気がある場合には早めに治療するようにします。
赤ちゃんの目は4カ月ころからものが認識できるようになり、1歳くらいでものを立体で認識することができるようになります。
また、1歳から3歳にかけて視力が急速に発達します。
この時期に目の病気があったり、ゲームやスマホを見せすぎて、目の筋肉が疲労すると視力の発達を邪魔してしまうので注意しましょう。
Photo by Tom Page