毎日のように子どもに怒鳴ってしまう、叱ってしまうというママも多いのではないでしょうか。
ママやパパが怒鳴ってしまうのは、教えたいのに子どもに伝わっていないことが原因となっています。
子どもに正しく伝えるためにはどうすれば良いのでしょう。
・どうしていつも叱ってしまうのか、子どもは言うことを聞かないのか・・
「遊ばないで食べなさい!」「挨拶をしなさい!」「仲良くしなさい!」と親が子どもを叱るのは、子どもに上手く生きられるように、幸せに生きられるようにという願いがあるからです。
親がこれまで生きてきて経験して学んだことを子どもにも「こうしたらいいよ!」と伝えようとするのが躾です。
しかし、子どもには親が伝えたいことがなかなか伝わりません。
ママやパパが何度も注意しても、言動が改まらない。
何度言っても聞こえないふりをしたり、言い訳を始めたりするので、親も自然と叱る、怒鳴るといった頻度も増えていきます。
そうしていくうちに、叱ることがしつけであると思ってしまいがちです。
しかし、本来の目的である躾は伝えることです。
叱ったり怒鳴ったりするのは躾の手段であることを忘れてはいけません。
正しく子どもに伝えることが、悪循環を生み出していることにまずは気づきましょう。
・子どもにはあいまいな表現では伝わらない!
「いい子にしてね」「いいかげんにしなさい」など、子どもを叱る際に言いがちな言葉ですが、このようなあいまいな表現は、子どもには伝わりにくいです。
3歳にもなれば、子どもとの会話が成立するので「いい子にしていてね!」などと言えば「わかったよ!」と子どもも返事しますが、実は親が伝えたいこととの落差があります。
親としては会話が成立し約束もしているのですが、子どもには「いい子にしていて」という言葉があいまいなため、しっかりと理解できていない可能性があり、親が求めることを出来ません。
つまり子どもは返事をしても、分っていない、伝わっていないのです。
伝わるのはママが怒っている、ということぐらいです。
子どもに伝える時には、出来るだけ具体的に伝えるようにしましょう。
「いい子にしてて」ではなく、「静かにしててね」「おもちゃで仲良く遊んでいてね」などと具体的にしてほしいことを伝えるようにしましょう。
子どもが言うことを聞かないのは、実は正しく伝わっていなかったからだ、ということが分かるだけでも楽になりますね。
より具体的に分かりやすく伝えることを意識してみてください。
Photo by Randen Pederson