子育てバリアフリーってご存知ですか?
これは、平成14年9月に少子化対策プラスワンというものが提案され、その中に子育てを支援する生活環境の整備という項目があります。
実際にどういうことかというと、子供を連れた親子、妊婦さんなどが快適に利用することができるようにと、公共の施設や交通機関、公園、官公庁など多くの人たちが利用するであろう建物、デパートなどを整備することをいいます。
具体的には、授乳コーナー、乳幼児と一緒に利用することのできるトイレ、託児室などの完備で、交通機関ではベビーカーをたたむことなく持ち込むことのできるスペースを設けた電車やバスなどを増やすなど子供と一緒に出かける親子にとって優しいまちづくりを目指しているもののことをいいます。
子育てバリアフリーは一見、とても良いシステムのように感じますよね。
しかし、実際に利用してみると便利な面と、そうではない面があるようです。
例えば、交通機関を利用する場合、時間帯によっては子連れで移動することに嫌悪感を示す人がいるのが現実です。
実際、混んでいる時間帯にベビーカーで乗り込むことは正直できませんよね。
また、地域にもよりますが、交通機関を利用しなくてはいけないようなところに子育てバリアフリー化となっている施設が充実していたとしてもそこにたどり着くことが難しければ利用する頻度は少なくなってしまいます。
少しでも多くの子育て世代の人たちが、気軽にそして子供を連れていない人たちにも受け入れてもらうことのできるような、本当の意味での子育てバリアフリー社会にしてほしいですね。
Photo by Emran Kassim






