二人目の子どもが生まれると、上の子は不安になるようですね。
妹、弟ができると、上の子には、どう接したらいいのか分からない、親を取られてしまうのではないかという不安が出てくるようです。
実際、周囲に自分よりも小さい子がいなかった場合、どのように接すればいいのか分からず、とりあえず触ってみる、たたいてみるなど、おもちゃを扱うかのように接してしまうこともあります。
このとき、上の子が下の子に優しく接することができるかどうかは、ふだん親御さんが上のお子さんにどのように接しているかで変わってくるようです。
上のお子さんに対して、愛情を持って言葉をたくさん投げかけていれば、上のお子さんも下のお子さんに対してどう接すればいいか段々と分かってきます。
親と同じようにすれば、下の子が喜ぶということを、経験上分かっているからです。
つまり、自分にしてくれたことをしてあげらる、ということです。
子どもは意外と親の行動を見ていますし、言葉を一つ一つ聞き取っているものです。
ですから乱暴な言葉を投げかければ、下の子にも乱暴になりますし、逆に優しく接すれば、下の子にも優しく接します。
また読み聞かせをしているなら、下の子にも自分のお気に入りの絵本を読んであげようとします。
もちろん赤ちゃん返りすることもありますが、それも一時的なもの。上のお子さんにも下のお子さんにも、できるだけ、分け隔てなく接してあげてくださいね。
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