最近は子供にお父さんやお母さん、パパやママではなく、名前で呼ばせている家庭も珍しくないといいます。
女の子は大きくなったらママと姉妹のように仲良く接する事もありますし、これも一見微笑ましく見えますが、あくまでも親子であり姉妹ではありません。
子供が親を慕い親近感を持つのも悪い事ではありませんが、どこかでけじめは必要です。
最近は「お友達パパ」も増えていると言いますが、名前で呼ばせている事が原因になっているケースもあるようです。
子供に自分を好きでいてほしいという気持ちを持つのは、親として当たり前の事かもしれませんが、パパが友達のようになってしまうと父親の威厳はなくなってしまいます。
例えばサザエさん一家のように、父親はある程度厳格であったほうが子供も親を尊敬できます。
子供に好かれたいからと友達パパになってしまうと、何かあったときに尊敬という気持ちがないので親を馬鹿にしたり見下してしまうようになります。
また、友達パパで育った子供が結婚して親になった時、自分の父親がそうであったようにその子も友達パパになってしまう可能性も出てきますし、そうなると父や夫としても役目を果たせなくなるかもしれません。
それぞれの家庭で、家族のあり方、父親のあり方も考えも違うでしょう。
母が強くてもいいのですが、それでは結局子供が大きくなったときに父親を見下してしまいます。
やはりパパはある程度厳格さも持っていたほうがいいのではないでしょうか。
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