寝る子は育つというのは、子供がよく寝る様子をそれっぽく表現したことわざだと思っている方もいるようですが、眠りは本当に成長に欠かせないものだったんです。
子供の成長には成長ホルモンと言って、細胞を修復したり、新しい細胞を生成したり、筋肉を増加させたり、骨を伸ばすという働きをするホルモンが必要不可欠です。
このホルモンは普通の状態で合成されるのではなく、夜の10時から翌2時にかけてしっかりと睡眠を取っている時に特に多く作られるものです。
つまり睡眠時間が不足していたり、夜中まで起きているというような生活をさせてしまうと、成長ホルモンの分泌量が減少してしまい、ちゃんと成長できなくなってしまうのですね。
子供の成長は栄養や運動も必要ですが、発育に働きかける成長ホルモンも必要不可欠なので、夜は10時までに寝かすということをきっちり習慣づけていきましょう。
昔から、良く寝る子は良く育つと言われていますが、現代は生活習慣の変化によって赤ちゃんでも睡眠時間が少なかったり、夜遅くまで起きている子が増えています。
これはもちろん親の責任なのですが、私たちを取り巻く環境は昼と夜の境目がなくなっています。
スーパーでも深夜まで営業していますし、コンビニは24時間営業、飲食店も朝方までやっているところも少なくありません。
さらに、ママさん同士のお付き合いも時間が不規則になっていて、夜子連れで集まって深夜までおしゃべりに夢中なんてこともあるようです。
そのせいで子供が睡眠不足になることもあるのですが、これは子供の成長を大きく阻害するので気をつけたいですね。
Photo by David Goehring