小さな子どもに起きる事故といえば、誤飲がありますね。
以前は誤飲といえばタバコがトップでしたが、最近は禁煙する家も多くなり、先日の厚生労働省の発表では、トップが薬になりました。
タバコの方が危ないイメージがありますが、薬もタバコに負けないくらい危険です。
親の処方薬の場合、成人向けの量になっているので、数倍の効果と副作用が出てしまいます。さらに、子どもはあるだけ開けて口にしてしまうという危険もあります。
事例では「最大14錠を食べてしまった」「何包飲んでしまったかは不明」という誤飲事故で、意識障害から2日~7日も入院したケースが紹介されています。
子供が手の届かないところ、子供が開けられないところに保管しましょう、と言われていますが、あらためて注意したいですね。
そのほか危ないのが、ボタン電池です。小さいので誤飲事故につながりやすいだけでなく、食道や胃、腸に貼りついて穴を開けてしまうこともあり、手術で取り出さないといけなくなった事例もありました。
プラスチック製品や洗剤、漂白剤、コイン、化粧品など、誤飲はいろいろなもので起きますが、誤飲した場合は病院へ連れていき、何をどのくらい飲んだかを医師に伝えるようにしてください。
タバコや薬品などを飲みこんで急性中毒をおこしている場合、吐かせるべきか、水や牛乳を飲ませていいのかなど、日本中毒情報センターに連絡して情報提供を受けることもできますよ。
リンク>日本中毒情報センター
Photo by Kona Gallagher