お子さんの習い事を考えている親御さんも多いでしょうが、年齢によっては、向かない習い事もあります。
1~3歳から始められる習い事も今は非常に多いですが、この時期にお勧めできない習い事として、学習系のものがあります。
学習系といっても、図形認識やカード遊びのように幼児教室全般を指すのではなく、自分で書いて覚える習字などのことを指します。
というのも、1~3歳の子どもは自分で何かを認識して覚えていくことが多く、まだ指先が文字を書くまでに発達していないため書くという行為には結びつかないからです。
もちろんクレヨンでの殴り書きはしますが、書けるのは丸、三角、四角や線であり、人の顔や動物をきちんと書くことはできません。
実は、子どものやりたいことと言うのは10歳までは定まらないと言われています。
ここで大切なのは子供のやりたいという気持ちを汲むことですが、まだ1~3歳の小さい子どもにやりたいことを聞いても分かるはずはありません。
ですから親御さんがどんなことを習わせようか決めるのが大切になりますが、子どもの発達に追いついていないことを習わせても意味はないのです。
そういうことから考えると、器械体操もまだ早いと言えるでしょう。
最近は日本の体操ブームということもあり、小さいうちから体操教室に通わせる親御さんも増えていますが、1~3歳のうちは両足でジャンプする、片足立ちをするのが精一杯です。
もちろん子どもによってはでんぐり返し程度ならできますが、それ以上のことはできません。
他の子はできなくても、うちの子ならできるはず、ではなく、1~3歳だからこれをさせてあげたい、と言うことが大切なのです。
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