子供が生まれると色んな行事がやってきます。
そこで今回は、赤ちゃんが産まれてから3歳までの主な行事をまとめました。
まずお七夜です。
産後7日目、命名をしてお披露目をします。
赤ちゃんの命名書をし、出産祝いをもらったらお返しもしましょう。
ただ、最近は出産したら2週間以内に役所に届けを出せばいいですし、お祝いもお祝いしてくれる方の都合に合わせて行われますから、あまりお七夜をすることはありません。
生後1ヶ月ほどで行われるのがお宮参りです。
ただしこれはする地方としない地方があります。
同じ意味で行うのが百日です。
生後百日に、氏神様を参拝し、子供の無事な誕生を感謝するとともに、長寿と健康を祈念します。
同じ時期に行うのが、食べ物に困らないように行うお食い初めです。
尾頭付きの鯛やお吸い物などのご馳走を並べますが、丈夫な歯が生えてくるようにと、石に箸の先をつけて加えさせる風習を持つ地域もあります。
3月のお雛様、5月のこどもの日が初節句になります。
どちらも子供の成長を祝う行事であり、健やかな成長を祈念します。
ひな祭りにはお雛様を飾り、甘酒や雛あられ、菱餅などで女の子の成長をお祝いします。
地域によっては流し雛を行い、厄払いをすることもあります。
こどもの日は鯉のぼりを飾り、兜を飾り、男の子の成長を祝います。
柏餅が定番ですが、地域によってはちまきや、べこ餅を作るところもあります。
生後1年で行うのが初誕生です。
日本では古くから、一升餅を背負います。
転ぶことで丈夫な足が育つという意味を持ちますが、人によって考え方が違い、泣かなければならない、転ばなくても転ばなければならないという人もいます。
これはそれぞれの家庭の考え方に従いましょう。
数え年3歳で行うのが七五三です。
地域によっては満年齢で行うところもありますし、男の子は行わないところもあります。
3歳の11月15日に、氏神様に参拝し、成長したことへの感謝、今後の幸せと長寿を祈る日です。
この日、子供は晴れ着を着て祝いますが、最近は男の子の場合はスーツで祝うことも多いようです。
どちらにしろフォーマルな服装で行いますが、写真屋さんによって、参拝用の着物を貸し出しているところもあります。
七五三はもともと、3歳は髪置き、5歳は袴着、7歳は帯解きを祝うものでした。
11月15日は二十八宿の鬼宿日であり、婚礼以外であれば何を祝っても言いと言われていたことに由来します。
また旧暦の11月は神様に実りの感謝をささげるつきでしたから、満月になる15日に氏神様に収穫の感謝と、子供の成長の感謝をしたものと言われています。
Photo by Bigstock