3歳から6歳になった子供は、遊んでいる時に他の子供を叩いてしまうということがあり、パパやママは対応に悩むことも多くあります。
その場で相手の子供や親にしっかりと謝罪することはもちろん、幼稚園や保育園で叩いてしまったと報告があった場合にも、謝罪をしなければならないことがあるでしょう。
しかし、一番重要なのは、何故子供が他の子供を叩いてしまったかの理由をきちんと知ることです。
理由を知っておかなければ子供に何故他の子供叩いてはいけないのか説明できず、子供も理解ができません。
叩くことはよくないのですが、子供には子供なりの理由があって手が出てしまうということがあることを、パパやママもわかってあげましょう。
たとえば、自分の子供がお気に入りのおもちゃで遊んでいたり、読んでいた本を他の子供に急に取り上げられたということがあったとします。
このような時に「返してほしい」という言葉が上手に出てこない子供は叩いてしまうことがあるのです。
また、優しい子供はお友達がいじわるをされているのを見て、いじわるをしている子供を叩いてしまうということもあります。
叩いてしまったという行動だけで子供を叱ってしまうと、このような背景があった場合には大きな間違いになってしまいます。
子供の気持ちを受け止めた上で、それでも叩くことはよいのか悪いのかを一緒に考えながら、最終的に他の子供を叩くのが悪いことなのだと教えてあげることがもっとも大切だと考えられます。
Photo by Nathan Bittinger