子供の食事は大人とは必要な栄養素や量も違っています。
育ち盛りには必ず摂取させたい栄養もありますので、大人目線ではなく子供目線で食事を考える事も大切です。
贅沢なメニューについては各家庭の考え方などもあると思いますが、小さい子供にフォアグラやキャビアは必要でしょうか?親がそれを必要と考えるなら仕方ありませんが、フォアグラは高カロリーですし、キャビアは塩辛いので子供にとっては美味しい物とは限りません。高級な食材だから子供が好むとか、体に良いとは限りません。
一般的に外食やコンビニなどの食事は、油分・塩分・糖分が多く、味付けが濃い傾向にあります。頻繁に食べ続け、舌が濃い味に慣れてしまうと、素材の味を生かした塩分控えめの食事をおいしく感じられなくなってしまいます。その結果、過剰な塩分を取り続けて、子供であっても生活習慣病を患ってしまうことも考えられます。
贅沢にも種類はありますが、子供のためにとオーガニックの食材ばかりを選ぶケースもあります。
ずっとその食事を続けられるならいいかもしれませんが、無添加や無農薬に必要以上にこだわってしまうと、家以外の場所で何かを口にした時にアレルギーを起こす可能性もありあす。
完全無添加を目指す場合は自給自足をするしかないといってもいいくらいなので、食べられる物が限られてしまい栄養バランスが偏ります。
敢えて農薬を使った物や添加物だらけの物を食べさせる必要はありませんが、安全が確認されている物なら子供に食べさせてもいいのではないでしょうか。
子供の頃から贅沢に慣れてしまうと、生活水準が高くなるのでもしも将来それ以下の生活を送ることになれば、子供が苦労します。
何を贅沢に思うかは各家庭の違いもありますが、子供の食事は贅沢である事より、栄養バランスがとれていて、よい食習慣が身につくことが重要なのかもしれません。
Photo by Loren Kerns