テレビを小さな子供に見せるべきではないという考え方が育児書などによく書かれていて、特に初めて育児をするというママにとっては、テレビは赤ちゃんや子供にとっては有害なものなのかしらと気になってしまうと思います。
様々な研究データーを元に教育について研究している機関で発表されているものの多くは、2~3歳までテレビを見せない方が良いという説の方が多いようです。
テレビを見せずに育てられた子供と、テレビが毎日絶えずつけっぱなしの環境で育った子供を比較すると、言葉の発達や落ち着きのあるなしなどの面で、テレビを見せずに育てられた子供の方が優れているという結果が出ているようです。
しかし、それはテレビが毎日家の中でついていて、親も子供もテレビしか見ていないような生活となった場合に限りなのではないかと思います。
テレビを見せていなくても、親が子供とのコミュニケーションをあまりとらずに生活していれば、言葉の発達などが優れることはないですし、逆にテレビを見せていても、きちんと親子の対話の時間をとっていれば、劣ることもないと考えられます。
テレビを見せる見せないというよりは、2~3歳までの期間、ママやパパが子供といかにコミュニケーションをとることができるかどうかが重要だと思います。
ママが家事で忙しい時間帯だけテレビに子守をお願いというのは毎日生活している上ではアリだと思います。
ただし、1日のほとんどをテレビに子守させている状態では、やはりテレビは教育上良くないということになってしまいます。
また、画面の近くでずっと凝視していたり、暗い部屋で長時間見ると、子供の視力が悪くなってしまいます。明るい部屋で、画面から離れ、できれば椅子に座るなどよい姿勢で視聴するよう、気をつけてあげてください。
親がテレビの使い方を間違えないことが大切です。
Photo by Juhan Sonin