小さな頃から音楽に触れさせたいということから、ピアノやエレクトーン、ヴァイオリンなど音楽を習わせる親御さんもいます。
しかし音楽が子供の成長に良いとは言っても、何がいいのか分からないという人も多いようです。
では一体音楽を習うことが子供の成長にどのような影響を与えるのかというと、脳の神経伝達能力が他の子供に比べて高くなります。
これは実際に研究結果によって判明したことなのですが、楽器などの音楽に触れてきた子供とそうでない子と、大学進学率がまったく違ったのだそうです。
大学進学率を数値で表すと、調査対象となった子供たちの実に93%が大学に進学したと言います。
さらに話す、書く力に関しても、音楽に関わっていた子供たちのスコアは上位だったということも判明しています。
この研究結果はモーツアルト効果と呼ばれているのですが、その理由は勉強する時に、モーツアルトに代表されるようなリラックスできる曲を聞くと、記憶力、認知能力がアップするという研究結果が出ているからです。
ですから音楽に触れることで子供の脳の成長が著しいということは親御さんにとっても注目すべきところなのではないでしょうか。
ただし、何でもいいから音楽を習わせようとして習わせても、子供の身に付かなかったり、嫌がって通いたくなくなったりするともあります。
たとえモーツアルトの名曲でも、嫌な気分で聞いていれば、脳を発達させる効果は得られないどころか、逆効果になります。
音楽に興味を持ち、自然と触れ合いながら音楽を好きになっていくことが望ましいので、無理強いせずに子供たちの興味を引きつけてあげてはいかがでしょうか。
Photo by Leonid Mamchenkov