子どもが駄々をこねてしまった時、特に3歳から6歳の場合には言葉で言って聞かせることができるようになっているので、叱り方や対処を考えて理解させるようにすることが大切です。
駄々をこねれば要求が通ると思わせてしまうことはよくないことですが、頭ごなしに叱っても、子どもには理解できないことがあり、理解していても気持ちが追いつかないこともあります。
対処としてのポイントは、親が冷静であることだとされていて、駄々をこねている子どもに対してヒートアップして怒らないことだと考えられています。
子どもを感情的に叱ってしまうと、子どもも感情的になって余計に駄々をこねてしまうようになるため、まずは冷静になるようにしましょう。
駄々をこねるということは、子どもには要求があるということなので、その要求に一度共感し、その上で今はそれはできないことを伝えることが必要です。
最初から要求を跳ねのけてしまうと、状況が悪化してしまうことがあるため注意しておきましょう。
時には親が要求を飲むことも必要だと思われますが、教育上のことでどうしても聞き入れたくない子どもの要求に対しては、絶対に折れないように徹する必要があります。
親が折れたり折れなかったり、日によって対応が違ってしまうと、子どもは駄々をこねれば聞いてもらえるかもしれないと思ってしまうため、余計にひどくなってしまうことがあると考えられます。
また、父親と母親で対処が異なる場合もよくないとされているので、話し合ってどのように対処するかを考えておくとよいでしょう。
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