まだ言葉が話せない赤ちゃんとのコミュニケーションツールとして活用されているのがベビーサインです。
もちろん教えなければ覚えませんから、覚えるまで親御さんの根気が必要ですが、一度覚えるとそのサインで会話ができますから、親子のコミュニケーションが広がります。
アメリカで生まれたベビーサインですが、有名なものには「おいしい」を意味する、人差し指でほっぺたを指す動作があります。
イタリアでよく「ボーノ」といいながらこのしぐさをする光景がテレビで見られますが、赤ちゃんが離乳食をおいしいと表現するのにもっとも簡単でわかりやすいサインといえるでしょう。
ほかにもおなかが減った、もっと、おしまいなど、必要なベビーサインがいくつかあります。
もともとは手話を元にしているものありますから、わかりやすいでしょう。
ご両親が不安なのは、ベビーサインで言葉が遅れないか、ということだと思います。
ですがベビーサインはサインだけで会話することはありません。
必ず言葉と一緒に行いますから、話し言葉につながり、コミュニケーションを赤ちゃんのうちからわかるということもあり、話し言葉への影響がよくなった、ボキャブラリーが増えたという赤ちゃんも多く見られます。
経験談では、積極的に対人関係を結び、目を見て会話できる子どもに育った、ということがあります。
数え上げればきりがないほどあるベビーサインで、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでみませんか。
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