子どもがしっかり歩けるようになってくると、公園で遊ぶ機会も増えてくると思われますが、この時には体の動きを意識した遊びや運動を取り入れることがポイントになってくると言われています。
子どもの運動神経は、6歳くらいまでの遊びを通して育つことがあると言われているため、それまで全身を使ってしっかりと遊んでおくことは非常に大切なことなのです。
公園で遊ぶ時には、まず自由に遊ぶことができるフリースペースと遊具が設置してあるスペースの両方がある公園を選ぶようにしておきましょう。さらに、子どもが歩ける斜面や草地があれば理想的です。
●フリースペース ~何もないから思いっきり動ける
自由に遊ぶことができるフリースペースでは、ボールやラケットを使う運動を親子で楽しむことができ、長い距離を走ることも可能となっているので、鬼ごっこなどもできます。
子どもの持久力をつけるように意識してみてもよいと思われるので、有効活用していきましょう。
●遊具 ~登る、バランスをとるなどの運動ができる
遊具の設置がしてあれば、その遊具を使って運動能力を高める遊びを多く行うことができると考えられ、ジャンプをしたり、遊具に登ったり、揺れる部分を歩いたりすることでいろいろな能力が鍛えられます。
飛び降りる動作や手足を同時に動かす動作なども子どもの運動能力には重要なポイントになると言われているので、遊具を使う遊び方も大切です。
●坂道や土手など ~よじ登って体幹を鍛える
さらに、子どもが自由に上り下りできる、土手や傾斜など、平らでない地面や、歩くのが大変な草むら、ジャンプできる段差などがあると、さらに体幹を鍛えることができます。
平地だけでは身に着けられない、大切な運動神経を養うことができ、将来あらゆるスポーツをするうえで、重要なバランス感覚を養うことができるのです。
ブランコに乗って、ルールのとおりキャッチボールをすることだけが運動ではありません。
斜面を自由に探検して動き回ったり、段差をジャンプするだけでも、子どもの発達にとって意味のあることなのです。
このように親子で公園に遊びに行く場合には、フリースペースで親子で一緒に遊ぶこと、遊具で子どもをしっかりと遊ばせること、坂道でバランスをとりながら上り下りすること、などを意識しておくと、子どもの成長に役立てることができるでしょう。
ただし、公園内のルールに従う必要があるので、ボール遊びなどについては可能なのかを事前にチェックしてください。
Photo by Loren Kerns