これから楽しい夏がやってきますが、毎年のように夏には乳幼児や子どもの事故のニュースを目にするものです。
乳幼児の子どもに多い夏の事故、そして対策について考えてみたいと思います。
やはり夏に多い事故といえば、水に関する事故です。
夏休みには、家族みんなで夏の海や川に出かけて、バーベキューやキャンプなどを計画されている方も多いかと思うのですが、海や川には危険がいっぱいです。
毎年、増加傾向なのが水難事故で、もっとも事故が多いのが河川です。
また、大人も含めた水死事故は海ですが、子どもだけを見てみると河川が多くなっています。
水深10センチ程度の水位でも溺れる危険性があるのが、乳幼児の子どもです。
大人はこのくらいなら大丈夫と、油断してしまいそうなところで、子どもは事故を起こしてしまうのです。
河川や海でも水遊び中に起こる事故が圧倒的に多くなっていますから、これから海や川に出かける予定のある方は、乳幼児の子どもからは決して目を離さないように注意しましょう。
「川で遊んでいるのはわかっている」「声が聞こえるから大丈夫」と、目を離している間が一番危険なのです。
幼稚園の20センチほどのプールで、教諭と一緒だったのにも関わらず、3歳児が命を落とすような痛ましい事故も実際に起きています。
用心しすぎるくらいでちょうど良いのが夏の海、川なのです。
自宅でビニールプールを使って水浴びさせる場合も、ちょっとタオルを取りに行く数秒間も、目を離さないように気をつけましょう。
Photo by Loren Kerns