楽しく通っていた習い事を、子供が嫌がるようになったら、どうしたらいいでしょう?
そんな時、まずは子供が本当の理由を話せるようになるまで、じっくり待ってあげましょう。そして原因がわかったら、親子で一緒にどうしたら乗り越えられるか考えます。
●教室のレベルが高すぎる場合
子供の年齢に対して、要求されるレベルが高すぎる、宿題が重すぎると、親が感じた場合。もちろん親のサポートで子供ががんばって、みんなのレベルに追い付けるようになるのが一番いいでしょう。ですが、あまりに差がある場合、子供の努力だけではどうにもならないこともあります。
そんな時は、子供の能力に合った教室を選びなおすのも一つの解決法です。
例えば、苦手なリズム感を上達させようと気軽に入れたダンススクールが、全国大会を目指すようなバリバリのチームだった場合、クラスで自分だけできない劣等感からダンスを大嫌いになってしまうかもしれません。
そうなる前に、自分に合ったスクールに変えた方が、よい成果が出せるかもしれません。
●宿題やレッスンがつらい、面倒くさい場合
将来何をするにしても、忍耐や辛抱は必要になりますから、親としては安易にやめさせたくないのが本音ですね。
まずは宿題を親がつきっきりでみてあげる、家で親が優しくレッスンしてあげる、など、気持ちと技術力をサポートしてあげましょう。
上達すると、楽しくなってくるものです。そして、努力で乗り越えた経験は成功体験となり、きっと子供の自信につながるでしょう。
ただし、あまり熱心にスパルタな練習をしてしまうと、かえって逆効果になるのでご注意を。
当然、子供の性格や気の強さによっても、対応の仕方は変わるでしょう。
がんばって粘れる子と、無理に粘ると逆効果になってしまう子がいます。
どんなに自宅で練習しても、あまりに周りとレベルが違いすぎる時は、無理に頑張るより、子供の能力にあった教室を選びなおした方がいいかもしれませんね。
子供が習い事を嫌がる背景には、他にもいろんな理由が混ざっていることが多いですが、親子で一緒に考えられる機会になるといいですね。
Photo by Donnie Ray Jones