夏に起こる事故で多いのが水難事故ですが、夏休みの期間には花火の事故も多発します。
特に就学前の小さな子どもに目立って多いのが、花火による事故です。
花火で遊んでいる子どもによくある事故としては、火花が身体にかかってしまった、持っていた部分が急に爆発をしてやけどをした、などの事例が多く発生しています。
小さなおもちゃ花火であっても使い方を誤ってしまうと、子どもはやけどを負ってしまいます。
中には、花火の火花で失明に至る痛ましい事故も起こっています。
小さい子どもが花火をする際には、必ず大人が付き添うこと、そして子どもたちの行動を見守り、危険な使い方をしないように注意しておくことが大切です。
また、万が一の消火対策もしっかりと行っておきましょう。
子どもと花火で遊ぶ際には、広い安全な場所で行なうこと、消火用のバケツは必ず準備しておくこと、また風の強い日にはやらないようにしましょう。
浴衣などの長いスカートも危険ですから、できるだけ避けた方が良いですし、ライターでの着火も危険ですから、ろうそくの火を使用するようにしましょう。
この、ろうそくの火も危険で、衣服に燃え移ってしまう事故も発生しています。
火が一旦付けば、燃え広がる危険も出てきますから、花火で遊ぶ時には、ひらひらした洋服なども避けるようにして、子どもの行動には十分に注意が必要になります。
火の着いた花火を「投げない」「振り回さない」「人のいる方向に向けない」と、徹底させましょう。
夏休みで開放的な気分で花火をする子どもたちは、自然と行動も大胆になり危険です。
大人は花火を楽しみながらも、子どもをしっかりと見張っておくようにしましょう。
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