子どもは新陳代謝が活発なので、大人よりも汗をかきやすく、思った以上に子どもの肌は汗やほこりで汚れやすいのです。
夏場は汗を大量にかくので、入浴でしっかりと汚れを落としてあげないと、すぐにあせもなどの肌トラブルの原因となってしまいます。
シャワーでもいいのですが、できれば湯船に浸かるようにして、毛穴の汚れをきちんと浮かせてから落とすのが理想的です。
また、赤ちゃんの場合は、長時間の入浴は負担になるので、短時間で、手早く汚れを落としてあげるように洗ってあげることがポイントになります。
特に首まわりや、ひじ・ひざの内側、おしり周りなど、くぼんでいる部分は特に洗い忘れないよう注意しましょう。
汚れをしっかり落とすためには、丁寧に体を洗う必要があるのですが、だからといって１日に何度も入浴して、ボディソープやせっけんでゴシゴシと洗うということは控えてください。
ボディソープやせっけんを一日に何度も使うと、肌に必要な皮脂が洗い流されてしまい、水分も少なくなってしまうことから、乾燥から、ほかの肌トラブルが引き起こされてしまうと考えられます。
意外なことに、乾燥肌も、夏によくある肌トラブルなのです。
肌のうるおいを奪わないようにするには、せっけんなどは何もつけずに、ただ、お湯のなかで、ママの手のひらでやさしくなでてあげれば、汚れは十分に落ちるといわれています。
肌が弱い子は、皮膚科のお医者さんに、入浴方法について相談してみるとよいでしょう。
夏でも入浴後に保湿した方がいい場合もありますし、保湿剤によっては、べったりして、あせもを引き起こすこともあるので、子どもの肌をよくみて調節してあげましょう。
入浴剤を使う場合、メンソールなどが入っているものは刺激が強いので、子どもには使わないようにしましょう。
Photo by David Leo Veksler
