寝る子は育つ、といいますが、赤ちゃんや子どもにとって睡眠はとても大切なものです。
1日たくさん遊んだ身体を休めると同時に、寝ている間には、たくさんの成長ホルモンが分泌されていますので、この時間にどんどん成長しているのです。
しかし、夜更かし、朝寝などの睡眠リズムの乱れは、身体の成長に影響を及ぼす他、イライラしたり、集中力の低下にもつながります。
では、子どもにとって必要な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか。
アメリカの国立睡眠財団の発表した子どもの睡眠時間は、生後2ヶ月までの赤ちゃんは、20時間から22時間となっています。
この時期の赤ちゃんは、寝たり起きたりで、短い周期で眠っていますね。
生後3ヶ月から3歳までは、12時間から14時間の睡眠が必要とされています。
睡眠の周期が安定してくる1歳頃には、昼寝も1日1回、2時間程度が良いとされています。
3歳から就学前の子どもは、11時間から13時間くらいとされています。
保育園や幼稚園に通い始めると、毎日の睡眠リズムも作りやすいですが、子どもがなかなか寝てくれない、という相談がとても多いそうなのです。
遅寝早起きは、睡眠不足になりますから、子どもの健康な発育にも影響します。
そうならないためには、睡眠リズムを整えてあげることが大切です。
まず大切なのが、朝は朝日をしっかりと浴びさせることです。
朝一番に日光を浴びることで、自然と身体の体内時計がリセットされます。
また、お昼寝をしているお子さんは、午後三時以降の昼寝は、夜の就寝時間に影響しますので、早めに済ませるようにしましょう。
また、寝る前には、テレビなどは消して、部屋の電気も暗くして、寝るための雰囲気作りも大切です。
ただし、子どもによっては、あまりまとまって寝てくれない赤ちゃんもいたりするので、寝かせるためにママが強迫的にがんばりすぎる必要はありません。
努力してもダメだったら、あきらめましょう。
Photo by Scott