子どものお世話をしていると、当然毎日のようにおしっこを見るわけですが、ある日突然オレンジ色のおしっこをしたことがないでしょうか。
いつもと色が違いますしあせる親御さんも多いと思うのですが、あまり心配する必要はありません。
オレンジ色のおしっこ自体あまりないことなのですが、尿の色というのは元々薄い黄色だったり、濃い琥珀色だったりと違うのです。
ではなぜオレンジ色のおしっこが出るのかというと、汗などで水分が奪われたため、濃縮されてしまっているのです。
ですからオレンジ色のおしっこが出たときは、子どもは脱水症状になっていないか、汗をかいていないか、水分は十分に摂取しているか見てみてください。
お子さんが離乳食を始めていれば、オレンジ色の食品ばかり食べていないかもチェックしてみましょう。
他の原因としては、尿の中にあるウロビリノーゲンという成分が酸化することで色が濃くなりオレンジ色になることがあります。
さらに病気療養中で薬を飲んでいる場合、薬の影響からおしっこの色がオレンジがかってしまうこともありますが、その場合は薬剤師や医師から説明があるはずです。
たいていの場合は、十分に水分を摂れば、すぐ普通のおしっこの色に戻りますが、もしオレンジ色のおしっこが続くという場合はさすがに心配になりますから、やはり病院を一度受診したほうがいいでしょう。
ですが基本的にオレンジ色のおしっこは水分補給などの対処をしていけば特に心配することはないのです。
もしもお子さんのおしっこがオレンジ色だという場合はまず原因を究明することから始めましょう。
Photo by Carolien Dekeersmaeker