ママからすれば、赤ちゃんがいるのにタバコを吸うなんて論外ですが、喫煙者にとってはあまり罪の意識がないのが実情です。
赤ちゃんの健康に関しての知識が少ないパパだったりすれば、どんなにタバコの煙が体に悪いといっても、ちょっと離れていれば大丈夫だろうという感覚しかありません。
そんなパパにタバコを止めてもらうためには、具体的に赤ちゃんにどのような害があるかを説明するしかありません。
タバコは直接吸っている本人よりも、副流煙の方が害が大きいと言われています。
実は主導喫煙より受動喫煙の方が、ニコチンが2.8倍、タールは3.4倍にもなるとされているのです。
しかも、副流煙の影響は喫煙者の半径7m以内で確実に起こるので、一般家庭で考えたら、屋内でパパが喫煙をすれば赤ちゃんに健康被害のリスクを与えています。
煙はすぐに見えなくなるので、ちょっと離れて吸っていたり、換気扇の下で吸えば大丈夫と思っているパパも多いので、まずは副流煙の範囲がどれだけ広いか説明してください。
また、手や服にも副流煙が付着していること、口からもタバコの煙が含まれていることを認識してもらいましょう。
その上で、赤ちゃんが副流煙を吸うと乳児突然死症候群が起こりやすくなります。
また、未就学児だと喘息や気管支炎など呼吸器系疾患のリスクが高くなることも教えましょう。
またひどい場合は、脳にタバコの有害物質が蓄積してしまい、知能の低下が起こることも説明しておきましょう。
自分のタバコのせいでこのような害が大切な我が子に起こるリスクがある、それをしっかり認識させることがパパにタバコを止めてもらう効果的な方法になります。
Photo by STOP VIVISECTION-USE YUPPIES Goretomb