ひらがなやカタカナ、計算などいわゆる知育教育は学校がしてくれますが、情操教育は家庭で行うのが基本です。
人から押し付けられるのではなく、物や出来事に対して自分が感じること、自分で考えて対処することを知り、その力を伸ばすことが情操教育です。
情操教育には、物事を観察して自分で考える科学的情操教育、音楽や絵などを通じて感情を豊かにする美的情操教育、社会生活を送る上で必要な道徳心を養う道徳的情操教育、命を大切にする宗教的情操教育という4つの形態があります。
こう見るとかなり難しそうに思えますが、情操教育は子育ての中で自然に行うことができます。
例えば、絵本の読み聞かせは想像力や豊かな感情を育てますし、一緒に歌ったりお絵かきをしたりするのは創造性を養います。
ただ、こういったことはママでもできますが、生き物や植物など自然に触れたり、スポーツを一緒にするのはちょっと苦手かもしれません。
自然に触れるのは命の大切さを知り、愛情を育む情操教育になります。
スポーツは負ける悔しさ、上手になるために努力など強い精神力を育てる情操教育に繋がります。
このような情操教育はパパに任せましょう。
難しく考えず、ただ川遊びや山歩きをする、ボール蹴りをするというだけで十分です。
非道な犯罪が低年齢化している現代は、知育よりも情操教育の方が重要と言われているので、パパにも大切さを教えてあげてください。
情操教育を通じてパパともうまくコミュニケーションが取れるようになれば、親子関係も強化できるので、ぜひパパにお任せして子ども能力を伸ばしてもらいましょう。
Photo by Thomas Kohler