0~1歳の子どもは言葉を話せませんが、大人の言うことはきちんと理解しています。
もちろん生まれて数ヶ月の子どもはまだ大人の言葉を理解することはできませんが、毎日大人から話しかけられることによって大人の話すことを理解することができるようになります。
特に母親の声を聞き分ける能力に優れていますから、母親が何を話しているのか理解する力は長けています。表情などからも、喜んでいる、禁止している、怒っているなど敏感に察しています。
実は子どもの言葉の力は2歳半までに400語、3歳まで800語を理解しているといわれています。
つまり生まれたときから話しかけによってはぐくまれてきた言葉の能力がどんどん蓄積され、やがて1歳頃から単語として表れる要になるのです。
赤ちゃんがまだ言葉にならない喃語(なんご)を話すようになるのも、ママやパパとおしゃべりをしたいからと言われています。
赤ちゃんに話しかけられると親は反射的に駆け寄り対応しようとしますが、これも赤ちゃんとのコミュニケーションであり、言葉を育てていくことにつながるのです。
赤ちゃんと散歩をしながら今日はいい天気だね、わんわんだね、にゃんにゃんだね、など話しかけていくうちに赤ちゃんは言葉を蓄積していきます。
言葉を蓄積していくうちにその言葉が何を指し示すのか頭の中でつながるようになり、やがて自分の言葉として現れます。
もちろん発達には個人差がありますから、うちの子は中々しゃべらないという不安を抱えている親御さんがいても、お子さんは言葉をしっかり理解しています。
よく絵本が言葉の発達、脳の発達にいいと言いますが、大切なことは赤ちゃんへ愛情を持ってたくさん話しかけることです。
赤ちゃんは親御さんの声を聞いて言葉を理解しようとしていますから、たくさん話しかけてあげてください。
Photo by Baby Face
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